教育セミナーのご案内

日本小児救急医学会 教育研修委員会では、定期の学術集会とは別個に、2日間の教育セミナーを毎年開催しております。この教育セミナーの目的は、トリアージ、小児の症候の評価、身体診察、救急超音波検査、外科的救急(頭部外傷・急性腹症)、児童虐待、家族対応、そして救急外来全体のマネジメント等の、小児救急医療を取り巻く今日的課題を学んでいただくことです。少人数のグループ制を取り、実践的な講義・ワークショップ・シミュレーション等を行い、小児救急医療の診療の質の向上とともに、参加者相互の交流を図っております。

今年は、第10回目として、歴史と未来の融合するまち、埼玉県さいたま市で開催することとなりました。

下記の要項で準備しておりますのでご案内申し上げます。

第10回 日本小児救急医学会 歴史と未来の彩の国埼玉セミナー
期 日 2019年12月7日(土) 〜 8日(日)
場 所 埼玉県総合医局機構地域医療教育センター(埼玉県さいたま市新都心)
住 所 〒330-8777 埼玉県さいたま市中央区新都心1-2 埼玉県立小児医療センター8階
主 催 日本小児救急医学会 教育研修委員会
対 象 ⼩児救急医療に興味のある医師、看護師、救急隊員
内 容

セミナー内容詳細

WS1 不機嫌と痛み
子どもの不機嫌と痛みを考える

子どもの初期診療で遭遇する「不機嫌と痛み」をテーマに、定義を明確にして理想的な早期認識と介入のための診療を考えます。本セクションの目的は「不機嫌と痛み」を意識障害のひとつの徴候として捉え、的確な表現と重症度の評価を加え診療の質をあげることです。診療姿勢を共有し、代表的な評価方法を学びましょう。

WS2 The 身体診察
ー子どもの身体診察の深みへー 極める視診

視診は最も侵襲の少ない評価法であり、小児の評価に必須である。その反面、見ればわかることとして、その技術が深く語られることは少ない。今回は豊富な症例を通して、視覚の特徴や限界について考えながら視診という診察方法を探求していく。

WS3 外科系救急
小児の外科系救急〜急性腹症にどう対応するか~

小児救急の現場で腹痛は頻度の高い受診理由の一つです。その中には致命的な経過を取りうる危険な腹痛が隠れています。急性腹症の対応の際に注意すべき腹部所見や問診事項、行うべき検査、陥りやすいPitfallを、実症例をもとにみんなで考えましょう。

WS4 超音波
ハンズオン「小児救急的超音波の極意を学ぶ」

小児医療従事者は急性期医療に携わることが多く、目の前の子どもの病態を把握し、短時間で最善の決断を行う必要があります。超音波検査(エコー)は侵襲が少なく、比較的簡便に誰でも行うことができ、救急外来やベッドサイドでの臨床決断の一助となり得ます。本ハンズオンは、臨床の第一線でエコーを使用している小児外科医と小児救急医にその極意を教えてもらう絶好の機会です。エコーのメリット・デメリットを知り、その技術を高めることは、診療の質の向上につながるに違いありません。まさに明日から現場で使えるハンズオンになるはずです。乞うご期待!

WS5 triage
スキマの間 〜隙間産業を味わう〜

隙間産業の救急外来にはいろんな子供がやってくる。知ってるかどうかで、大きくは変わりませんが、少しは変わる診療がそこにはあります。重症だけではない小児救急。歩かなくなった、泣き止まない赤ちゃんなど、子供の困ったで一緒に困らないため45分間。模擬症例を体験しながらチームで解決法を考えましょう。スキマを埋める救急外来であなたの心の隙間も埋められるかも。

WS6 頭部外傷
「子どもの頭部外傷を診療する-トピックスと最新ガイドライン-」

今年の主題にもあります通り、2019年4月のBrain Trauma Foundationから小児重症頭部外傷の急性期治療ガイドライン第3版が発表されました。

外傷による頭蓋内圧亢進の治療が新しいアルゴリズムにより体系的にまとめられています。全体講義では特にこの部分を解説し、各テーブルでは毎年好評のグループデイスカッションを行いたいと思います。(頭部CT適応、脳振盪、外傷後性痙攣、虐待による頭部外傷)

WS7 ナラティブ
「あれっ!!何か変?」 救急外来での家族対応を「気付き」から考えてみましょう。

あれっ、この親子なんか変?この子なんか変?この親なんか変?このことを上司に相談したけど上司もなんか変?あれっ、変なのは自分なのかな?こどもを守るために日頃の「なんか変?」から追及を始めてみませんか。

L BEAMS
BEAMS stage1

BEAMSは医療機関向けの虐待対応プログラムです。英単語のbeamには《光の束》という基本的な意味の他に、《屋根の梁》という意味と《心からの笑顔》という意味があります。複数形であるBEAMSには、《皆で虐待の問題に光をあて》《崩れゆく家庭を支え》《子ども本来の笑顔を取り戻してほしい》という意味が込められています。

開催世話人 荒木 尚 埼玉医科大学総合医療センター 高度救命救急センター
委員長 植田育也 埼玉県立小児医療センター 小児救命救急センター
事務局長 櫻井淑男 埼玉医科大学総合医療センター 小児救命救急センター
事務局 谷 昌憲 埼玉県立小児医療センター 小児救命救急センター
小林信吾 埼玉医科大学総合医療センター 小児救命救急センター
木村 翔 埼玉県立小児医療センター 小児救命救急センター

問い合わせメールアドレス:jsepsaitama2019@gmail.com
参加費用 日本小児救急医学会 会員   30,000 円
日本小児救急医学会 非会員  42,000 円
参加希望で非会員の場合は新規入会をおすすめします。
新規学会入会サイトはこちらです。
受講者募集開始 2019年7月19日(金)14:00 〜
募集〆切 2019年10月31日 12:00(正午)
多数のご応募お待ちしております。
なお、少人数グループ制のため応募者多数の場合はご参加いただけない場合もあります。